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安価樹脂に水の浄化作用 東北大研究グループが発見
東北大大学院環境科学研究科の細矢憲教授(機能性高分子専攻)らの研究グループが、棒状に加工した樹脂「モノリス」に、水の浄化作用があることを発見した。「モノリス」は製造コストが安く、研究グループは実用化を視野に入れながらメカニズムの解明を進めている。
樹脂「モノリス」は、物質を分離する際に使う高分子多孔体。約10ミクロンの小さい穴が無数に空いた網目のような構造をしている。
水の浄化作用が確認できたのは、直径約2センチの棒状のモノリス。ガーベラの切り花を挿した瓶の水に、長さ約10センチのモノリスを先端が水から出るように立てて設置。何も入れない瓶や、鮮度の維持に効果があるといわれる市販の銅のチップを入れた瓶では、4日目ごろからでガーベラが枯れ始めたが、モノリスを入れたガーベラは12日が経過しても花が残った。
メカニズムはまだはっきり分からないが、研究グループの久保拓也助教らは「モノリス内部に、毛細管現象で水が吸い上げられるようで、その際に、花の茎から出る老廃物などの汚れがモノリス内部に吸着されるのではないか」とみている。今後、取り除かれた老廃物の正体を突き止めたいとしている。