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【春高バレー】あす開幕 男子・東北は深谷戦がヤマ場

2008.3.19 02:35

 「第39回全国高校バレーボール選抜優勝大会」は20日に開幕、東京・国立代々木競技場第1体育館で熱戦が繰り広げられる。実力校が出場する東北勢だが、全国の強豪が待ち構える本大会で、頂点を極めるまでの道のりは平らではない。大会に先立ち、トーナメント表を読み解きながら東北勢活躍のカギを探った。(今泉有美子)

 ■男子・東北は深谷戦がヤマ場

 優勝候補として、全国の注目を集めているのは東北(宮城)と雄物川(秋田)の2校だ。

 東北は、名門校が名前を連ねるブロックに入った。昨年の春高を経験した選手が多く残り絶好調の深谷(埼玉)と、3回戦でぶつかる可能性が高い。「7年連続センターコート(ベスト4以上)」を狙う東北にとって、最初のヤマ場になりそうだ。

 東北の勝負のカギを握るのは、全国トップクラスの呼び声が高いエースアタッカーの阿部純也(2年)や、高さがあり成長が楽しみな阿部裕也(1年)。ツーセッター制を採用し幅を広げた多彩な攻撃で、深谷の高さを突き崩したいところ。

 一方、シードの雄物川は比較的組み合わせに恵まれた。ただ、選手の層が厚かった昨年に比べ、今年は攻撃をエースの寺村遼太郎(2年)に頼っている感が否めない。同じブロックには一昨年のJOC杯(全国都道府県対抗中学大会)優勝メンバーがそろう佐世保南(長崎)が待ち構えており、楽観はできない。

 伝統校の弘前工(青森)は、昨年の春高でエースを務めた小田切亮磨(2年)の活躍に期待がかかる。33度目の出場を果たしつつ、ここ数年は目立った成績を残せないでいる“古豪”の復活に注目だ。

 6年ぶりの出場となった不来方(岩手)は、3年ぶり20度目の出場を果たした岡山東商(岡山)と対戦。粘りのプレーで高さを補い、初戦突破を目指す。

 日大山形の1回戦は、同じ日大系列の長野日大(長野)との争いとなった。192センチの小関直明(2年)、1年エースの木村隼也を攻撃の軸に据えて強豪の長野日大に対抗する。

 小柄な選手が多い相馬(福島)は、1回戦で鳥取工(鳥取)と対戦。島献太郎(2年)、小野寺駿(2年)の両エースを攻撃の柱にしつつ、拾ってつなぐバレーを心がけたい。

      ◇

 ■女子・古川学園は京都橘に照準

 7年ぶりのセンターコートを目指す古川学園(宮城)は、3回戦で対戦が予想される京都橘(京都)が最初の勝負所となりそう。同校とは昨年の国体で対戦し、速いバレーに敗れたが「新チームなら互角に戦える」と古川学園の岡崎典生監督は自信をのぞかせる。

 チームの軸は、中学からの“最強コンビ”セッター田代佳奈美(2年)とリベロ山口翔子(2年)の2人。山口はエースアタッカーの素質を持ちながらも、昨年末にリベロに転向。安定したレシーブで田代にボールをつなぎ、守りの要として攻撃陣を支えている。

 低迷が続きながらも、前評判をくつがえす大逆転で春高出場を勝ち取った聖霊女短大付(秋田)は、初戦で氷上(兵庫)と当たる可能性が高い。佐々木純一郎監督は「高さのある手ごわい相手」と評価。金野友香(2年)、小林優希(1年)らのブロックで氷上の攻撃を封じ込めたいところ。

 初の初戦突破を目指す弘前学院聖愛(青森)は、厳しい対戦カードとなった。1回戦の相手は九州勢の強豪、延岡学園(宮崎)、勝ち進むと2回戦で八王子実践(東京)が待ち受ける。

 東北勢で唯一初出場の大船渡(岩手)は、4回連続の出場となった富山一(富山)と対戦、初戦突破を目指す。

 1回戦シードの山形市商(山形)は、2回戦で強豪の誠英(山口)と当たる可能性が高い。正確なレシーブで、安達成美(2年)や佐藤瞳(1年)らの攻撃につなげたいところ。

 相馬東(福島)は1回戦で大和南(神奈川)と対戦。和久井茜など、1年生が思い切りのいいプレーで攻め込む。

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