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【特報 追う】トヨタ東北進出支えるOB (1/3ページ)

2007.11.13 03:17

 “世界のトヨタ”が東北進出に向け、アクセルを踏み込んだ。平成5年の「関東自動車工業岩手工場」操業に続き、22年には「セントラル自動車」の宮城移転が決定。この2工場で年間50万台規模の生産が見込まれる。そうなれば、車両工場に付随するエンジンメーカーや大手部品メーカーの東北進出も期待できる。着々と進む自動車関連産業の集積−。その舞台裏では、東北ゆかりのトヨタOBたちが奔走していた。(渡部一実)

 「宮城県産業技術総合センター」(仙台市)副所長の萱場文彦さん(59)は、東北大大学院工学研究科を修了後、昭和48年にトヨタ入り。一貫して技術畑を歩み、車両企画部門の総責任者も務めた。

 転機が訪れたのは昨年1月。自動車産業の活性化を志向する宮城県がトヨタに社員の派遣を要請したのを知り、躊躇(ちゅうちょ)なく手を挙げた。「私の家系は先祖代々仙台。妻の実家も仙台。里帰りのつもりだった」。

 同センターでの仕事は、宮城県内の電気機器、工業部品メーカーの技術力を育て、トヨタと取引できるレベルにすること。そのため、県内の技術者を対象にユニークな研修会を開催している。

 研修でトヨタ車を1台まるごと分解させるのだ。車体、エンジン、シャーシ、電気系統…。あらゆるパーツに直に触れさせ「トヨタ車の部品なんてうちでは無理」という“車アレルギー”を払拭(ふっしょく)する狙いだ。

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