MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。

【春の叙勲】瑞宝双光章 秋田県ウエイトリフティング協会副会長、小林努さん

2008.4.29 05:56

 「東京五輪で教え子が金メダルを取り、日の丸が一番高く掲げられた瞬間が人生で最高の瞬間」

 無名だった秋田のウエートリフティング界を国体で計8回の総合優勝に導くなど強豪に育て、東京五輪では強化コーチとして、三宅義信選手(金メダル)を始め、3人の教え子を表彰台に立たせた。

 競技との出合いは定時制高校に通いながら働いた炭鉱。力自慢を競う炭鉱夫の間で、トロッコの車輪を持ち上げる遊びがはやっていた。ほどなく敵無しとなり「車輪では物足りず、自分の限界を知ろう」と高校の重量挙げ部の門をたたく。「最も重要なのは力ではなく“集中力”。研ぎ澄まされるとバーベルのバーを握った瞬間に成否が分かる」

 昭和33年、秋田県体育協会の誘いを受け、以来、県職員として選手強化と競技普及を務めてきた。

 「コーチに必要なのは、勝負どころと選手の限界の見極め。本番で選手に自己最高を更新させることも」

 現役時代(現在の67・5キロ級)の最高記録は137・5キロ。自重の2倍ものバーベルを持ち上げた。「いまも40、50キロのバーベルは軽い。あの世からお呼びが来るまで持ち上げたい」

(宮原啓彰)

PR
PR
イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2008 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。