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小豆島を芸術家村に
小豆島に芸術家を招き、豊かな自然と温かな人情の中で作品づくりをしてもらおうと、香川県小豆島町が「芸術家村構想(仮称)」に取り組んでいる。過疎化対策と空き家活用の相乗効果も視野に入れて進めていく計画で、坂下一朗町長は「地元住民と交流しながら、いい作品を作ってもらえれば」と期待している。
同町では平成13年から、県教委主催で児童らを対象に東京芸大(東京都台東区)の教授らが指導する「美術ワークショップ」を続けている。
17年には、同大の学長直属のプロジェクトチームがアトリエ村構想を打ち出し、候補地の1つとして小豆島を視察した。ただ、当時は小豆島町前身の旧内海町と旧池田町の合併で、施設の対応が流動的だったことなどから、アトリエ村構想への参加が一時中断した。
しかし、小豆島町は、県が進める移住・交流事業のモデル地区。また、四国経産局は空き家対策の対象地区にしている。合併がまとまり、遊休公共施設の利用が可能になったことなどを受け、同町はアトリエ村構想に積極的になり、同ワークショップを通して小豆島を知る同大の箕浦昇一美術学部教授にアドバイスを求めるなどした。
すでに同町は、廃校となった校舎などを宿泊施設やアトリエの候補に挙げている。県と連携して、小豆島で制作活動をめざす芸術家に施設の無償貸与や交通費、生活費の一部を負担する。対価として作品の寄贈を受けるなどして将来の芸術家を育てていく。