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小豆島の「肥土山の舞台」で農村歌舞伎
香川県土庄町肥土山の離宮八幡神社にある国指定重要有形民俗文化財「肥土山の舞台」で3日、地元の人たちによる農村歌舞伎が上演され、露天座敷に座った見物客らは江戸情緒にあふれた芝居見物を楽しんだ。
農村歌舞伎は江戸時代前期から同地区に伝わる民俗芸能。小豆島で田植えシーズンが終盤を迎える毎年5月3日に地元自治会と肥土山農村歌舞伎保存会、同後継者育成会が五穀豊穣(ほうじょう)を願い、同神社に奉納している。
幕開けの舞「三番叟」に続く第2幕は子供たちが舞台に立つ「本朝二十四孝謙信館十種香の場」。戦国武将、武田信玄と上杉謙信の争いを題材とした演目で、歌舞伎の「三赤姫」の一つ、八重垣姫などを見事に演じると見物客からは大きな拍手が送られた。
このあと、地元自治会や同保存会などが「仮名手本忠臣蔵七段目一力茶屋の場」、「義経千本桜つるべ鮓(すし)屋の段」を上演。演目が進み日が暮れると、露天桟敷では見物客が伝統の「わりご弁当」を広げ酒を酌み交わし、お目当ての“役者”におひねりを投げるなど芝居見物を堪能していた。