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JR瀬戸大橋線、初代マリンライナー運行 香川
瀬戸大橋開通20周年を迎えた10日、JR四国は、JR瀬戸大橋線開業当初に走らせていた213系電車による「懐かしのマリンライナー」を1本、臨時列車でリバイバル運転した。
「マリンライナー」は高松−岡山駅間を、瀬戸大橋を渡って結ぶ快速電車。昭和63年4月10日の橋開通で廃止となったJR宇高連絡船に代わって登場し、香川と岡山の県を越えた通勤・通学の足としても定着した。平成15年10月から新型車両に切り替わった。
デビュー当初は1時間間隔で運転。連絡船時代の宇野駅(岡山県)での電車乗り換えがなくなり、高松−岡山駅の所要時間は半分近くに短縮。開業間もない9月、30分間隔となった。213系は現在、岡山県の伯備線、赤穂線で活躍している。
この日の臨時列車は開業当時の車両、編成(6両)で運転。復活運転は全車指定席となり、指定席券は全国の「みどりの窓口」などで1カ月前に発売され、約30秒で完売となった。
高松駅には、鉄道ファンらが待ち構えた。電車が出発ホームに入線すると、カメラに収めていた。
高松市出身で東京都西東京市の会社員、藤岡哲也さん(44)にとっては思い出深い電車。瀬戸大橋が開通した昭和63年春に香川大学を卒業して県外の会社に就職した。「入社式は連絡船で行き、ゴールデンウイークの初帰省はマリンライナーだった。早くて便利になり、ふる里が変化していこうとするのを実感した。でも“ただ運ばれている”感じもあり、旅情という点では連絡船が上」と話した。この日は休暇を取り、親と一緒に乗った。
「懐かしのマリンライナー」は午前11時49分、岡山駅に向けて発車した。