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ミカンの搾りかすでバイオエタノール、国が実験補助 愛媛

2008.9.3 02:33

 ミカンジュースの搾りかすからバイオエタノール燃料を製造する愛媛県の取り組みが、国の実証実験事業として採用される見通しになり、同県のミカン産地や民間の飲料製造会社などを視察した環境省の南川秀樹官房長が明らかにした。9月中に開かれる同省の外部委員会で正式に採択される予定で、国が約10億円を出し、県や大学、企業などと連携して10月から事業を始めるという。

 採択が決まると、国から3年間で総事業費10億円の補助(補助率100%)が受けられる。環境省は地球温暖化対策事業の一環として、沖縄県のサトウキビの搾りかすや大阪・堺市の木材などの建設廃材を利用したバイオエタノール事業に取り組んでおり今回、愛媛県から申請のあったミカンの搾りかすを使ったバイオエタノール燃料の生産は食糧需給問題とあつれきが起きない−として着目された。

 この日、南川官房長は県内有数のミカン産地・宇和島市吉田町の品種改良などを手がける県の「みかん研究所」や、松山市内の飲料製造・販売会社「えひめ飲料」などを視察した。初年度の今年度は4000万円の事業費が見込まれ、南川官房長は「産業廃棄物としての処理費が減り、原料としての価値も出てくる。将来的に農水省ともタイアップしていく」と話した。

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