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廃プラの再利用技術を新開発 愛媛・東温の阿部鉄工所
家庭から出されるプラスチックごみ(廃プラ)を化石燃料を使わずに低コスト、低エネルギーで再利用する技術を、愛媛県東温市の機械製造会社「阿部鉄工所」(阿部良博社長)が開発した。化石燃料を使用する従来の廃プラの再利用に対しては批判もあったが、同社の技術は「21世紀型の環境技術」とされ、すでに海外からも処理機の受注の問い合わせが来ているという。
同社が開発したのは、電子レンジの仕組みを応用した電磁誘導加熱により、化石燃料を使わずに廃プラを熱分解する処理機。従来の技術では処理が難しかった、汚れや紙片、金属、アルミなどが交じった廃プラも合成油や固形燃料、ガス燃料にリサイクルできる。
化石燃料を使ったリサイクル技術に比べ、コストは5分の1、エネルギー効率は3倍に。処理機に投入する廃プラの約80%を燃料化できるという。また、リサイクル前の分別や洗浄なども不要になり、貝殻の付着した養殖網や海で使ったロープなど、これまでリサイクルできなかったものも再生できるようになった。
同社は、県が企業の技術開発を資金援助する事業を利用し、約1300万円の助成を受けながら処理機を開発。国内だけでなく中国や韓国の業者からも受注の申し出があるという。
買い物袋や食品の包装容器、ペットボトルなど、家庭から回収された廃プラは、汚れや混合物のためにリサイクルされず埋め立てや焼却処理されるものも多い。また、化石燃料を使用するリサイクル方法は「結局、限りある資源を使い、二酸化炭素の排出にもなる」との批判もある。
阿部社長は「すでに埋め立てられた廃プラを再生させることも可能。処理機の再生効率をさらによくしていきたい」と話している。
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