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国内初?絵本のフリーペーパー好評 松山
愛媛県松山市でデザインを学ぶ専門学校生らが、授業の一環として絵本のフリーペーパー「ましまろ」(季刊)を発行し、「親子のコミュニケーションになる」などと好評だ。無料の情報誌のフリーペーパーは数多くあるが絵本のフリーペーパーは国内でもめずらしく、関係者の話題を集めている。
発行したのは松山市二番町の学校法人河原学園「国際デザイン・アート専門学校」のグラフィックデザイン科の学生たち。露口武志先生の指導のもと、同科の学生21人それぞれがオリジナルの1冊の絵本を仕上げたのがきっかけだった。
「この絵本を定期的に発行し、子育ての情報なども盛り込もう」と、フリーペーパー発行に向けて奮闘。授業の一環ながら、放課後や休日には、発行費を工面するため広告集めにも走った。「広告掲載へ1人で120社に電話した学生もいたんです」と露口さん。
経験のない営業活動だったが苦労と試行錯誤のうちに実を結んだ。創刊号は4月にできあがり、4000部を市内のコンビニなどに置いた。創刊号を飾ったのは黒川愛さん(19)=2年生=の作品「にこにこ」と、小林恵さんの作品「キミとボク」=同。
お母さんのハンドバッグに入るような大きさに−と大きさもA5判(34ページ)とした。黒川さんが編集長となり、子育ての豆知識や遊びの紹介、離乳食・おやつといった情報も盛り込んだ。幼稚園では「読み聞かせに役立つ」「作り手の温もりが伝わる」などと好評で、7月には内容をさらに充実した第2号を発刊予定。
同時にNPO「ましまろプロジェクト」も立ち上げ、「学生たちがデザインを学ぶなかで社会貢献ができばと思っています」と露口さん。7月には第2号を発行するが、要望にこたえて5000冊を発行するという。露口さんは「将来的には1万部を発行し、県内全域の方々に読んでいただきたい」と話している。