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養殖トサカノリ出荷最盛期 愛媛・宇和島

2008.5.16 03:17

 愛媛県宇和島市で、養殖に成功した「トサカノリ」の出荷が最盛期を迎え、15日も同市津島町下灘漁協の須下地区など7人の漁業者が計2トンを出荷した。

 トサカノリは刺し身のつまや酢もの、海鮮サラダなどに使用される高級食材。同市は不振な真珠養殖などの副収入の手段として試験栽培を重ね一昨年、養殖方法で特許の申請を行った。

 養殖は、1月上旬に採取した天然モノを、真珠養殖用の網カゴ1つに約20枚(100グラム)の断片を入れ、筏(いかだ)につるしておく。するとこの時期に30〜60倍に増殖する。

 養殖を行っているのは、同市の蒋渕漁協と下灘漁協の17人。来年はさらに3漁協が生産を開始する予定。

 出荷は今年で2回目。昨年は16人が約24トンを生産。1キロ当たり約300円の浜値で855万円を売り上げた。今年の取引価格は昨年同様に300円前後だが、生産量は「低水温の影響か、昨年をやや下回りそう」と下灘漁協の職員。

 同地区の藤田光宏さん(46)は「今年は若干少なかったが副業としてのメリットはある」と話していた。トサカノリは愛南町の仲買業者から、熊本県の加工業者に出荷される。出荷は今月末まで続く。

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