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宇和島空襲の犠牲者追悼
愛媛県宇和島市の和霊公園で10日、「宇和島空襲死没者追悼式」が行われ、市民や遺族ら約80人が犠牲者の冥福(めいふく)を祈った。
同空襲を「記録する会」(水野政子代表)が主催し、今回で20回目。同市は昭和20年5月10日、米軍から初の空襲を受けた。終戦まで計9回の空襲で、犠牲者は272人に達した。同会や「死没者家族会」(磯崎安一会長)が、平和の大切さを後世に伝えようと浄財を募り、平成元年に記念碑、8年には死没者全員の氏名を刻んだ石を建立した。
この日はあいにくの雨模様となったが、平和記念碑の前で行われた式典で、水野代表は空襲を知らない世代の増加や年々減少する遺族らに触れ、「今後とも追悼式ができるよう協力をお願いします」とあいさつ。
石橋寛久市長は「愛する肉親の思いが雨になっているのかなと思います。戦争は二度と起こしてはならない」と述べ、戦争を風化させないために、式典継続の支援も表明。また、女声合唱団「コールセシリア」が追悼合唱したあと、参加者らが次々と献花した。