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拉致が突きつけた憲法問題 調査会・荒木代表が講演

2008.5.4 02:21

 北朝鮮による拉致問題の膠着(こうちゃく)状態が続く中、憲法記念日の3日、特定失踪者問題調査会の荒木和博代表(拓殖大教授)が愛媛県松山市二番町の松山ワシントンホテルプラザで「『戦う日本』と憲法問題」とのテーマで講演。「国民の権利を保障した憲法のもとで、国家が拉致被害者を助け出さないことが憲法違反だ」と訴えた。

 荒木代表は、北の工作船に自爆装置が付けられている例を挙げ、「死を覚悟しながら日本人を拉致しようとする人に対して、9条は何もできない」と指摘。護憲派による「9条のおかげで日本は平和だ」との主張に対し、「『平和』という言葉を使ってわが国の平和を踏みにじっている」と批判した。

 さらに、「憲法の上に真理や道理がある」とし、「拉致された国民を救うのは、憲法ではなく国家が存在するからだ」と強調。「憲法があるために拉致被害者を救出できないなら、憲法の規定や解釈を変えるしかない」との持論を展開した。

 そのうえで、会場に集まった約200人の市民らに「日本は私たちだけではなく、先人や未来の世代のものでもある」と述べ、「彼らの語られぬ声に耳を傾け、恥ずかしくない国づくりをしないといけない」と結んだ。

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