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糖尿病は食事術で 「かまいけ式糖質ゼロ食」 愛媛

2008.2.14 03:22

 今、行われている糖尿病治療は正しいか−。愛媛県宇和島市の開業医、釜池豊秋さん(61)が現代の糖尿病治療に疑問を投げかけ、糖質の摂取を抑えた食事術で病気を改善できるとする「糖尿病の新常識『糖質ゼロの食事術』」(実業之日本社刊)を出版した。

 釜池さんは昭和47年に京大医学部を卒業。京大付属病院などを経て、55年から宇和島市立病院に整形外科医として勤務。平成9年に同病院を退職して、開業している。

 主食の米(炭水化物)などの糖質の摂取を抑えれば糖尿病やがん、メタボリック症候群などの予防や改善につながる−というのが釜池理論の核。糖質の摂取で血糖値は上がり、これを下げるため膵臓からインスリンが分泌され空腹感を覚える。それが悪循環となって過食の原因にもなると指摘し、糖尿病治療薬のインスリンも根治治療にはなっていない、という。

 釜池さんは、タンパク質や脂肪にウエートを置いた食事を勧め、味付けも糖質が含まれるしょうゆを避けて塩やコショウを使用。また、働く日中は脳に多くの血液が必要で、消化器官に血流が不足すると胃腸障害などを招くとして、まとまった食事は「就眠前の1食」を提唱する。

 「現実離れした理論なのでおじけづく人も多い」と釜池さん。だが、この『かまいけ式糖質ゼロ食』によって自身や患者の糖尿病を改善したという。ベンチャー企業の社長らが「釜池会」を設立するなど、食事術を実践する輪は少しずつ広がり始めた。市立宇和島病院時代の上司で、同病院の近藤俊文名誉院長は「傾聴に値する説だ。実践と成果の蓄積を楽しみにしている」とエールを送った。

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