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地方
双葉町長「町政担える態勢でない」 混迷の町長選へ 埼玉・加須
2013.2.7 20:33
埼玉県加須市の旧騎西高校で7日、退任式に臨んだ福島県双葉町の井戸川克隆町長(66)。記者会見で辞職理由を「引き続き町政を担える態勢ではないと判断した」と説明した。旧騎西高校では辞職を惜しむ声があがったが、辞職に追い込んだ町議の反応は冷ややか。28日には町長選が告示され、双葉町政の混乱はまだ続く。
「よもや埼玉の地で、このような場面で最後を迎えるとは予想だにしませんでした」
井戸川町長は会見でこのように切り出し、悔しさをにじませた。「原発事故は地球規模。双葉町の枠を外れるために辞職を決めた。正しい歴史を残すべく頑張る」と述べ、辞職後にはジャーナリストのような形で活動する考えを示した。
また、役場機能の福島県いわき市への再移転を決めたことについては、「私の考えでは今の福島県内には住めない。議会の圧力に屈したことを今は反省している」と語った。
玄関では町民ら数十人が井戸川町長を見送り、涙ぐむ人の姿も。避難生活を続ける関根茂子さん(62)は「私たちのことを本当に考えて行動してくれた。最後まで意志を貫いてほしかった」と惜しんだ。
井戸川町長が役場機能の再移転について「議会の圧力」と述べたことについて、岩本久人町議は「判断したのは自分なのに無責任だ」と憤る。「町政をほうり投げた人。次の町長は議会と車の両輪になってもらいたい」と話した。
町長選では元町議が出馬の意向を示す一方、候補者として現職町議2人の名前も挙がっている。町議選に続き、町長選も選挙戦となる見込みで、町政の停滞が懸念されている。
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