MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。
[PR]

県が「有害図書」など指定、書店などに通知 和歌山

2009.6.16 03:27

 県青少年健全育成条例に基づいて「有害図書」などに指定された漫画雑誌や月刊誌について、和歌山県は5月から、タイトルなどを書店や書籍を取り扱うコンビニエンスストアなどへ通知し、「成人向け」などと区分けする陳列や、18歳未満への販売自粛を要請している。

 「有害」指定は、県青少年育成条例で「性的感情を刺激し、粗暴性、残忍性を助長する」などとして「卑猥(ひわい)な姿態などを被写体とした写真や絵」がページ数の20%以上を占める出版物が対象。毎月1回、委員10人で構成する県社会福祉審議会児童福祉専門分科会文化財部会で審議し、指定される。

 5月19日付で指定されたのは16冊。少女漫画に似せた、かわいらしい表紙のレディースコミック(性描写の多い成人向けの漫画誌)や、刺青(いれずみ)の紹介、大麻などの薬草類の栽培方法、紛争地での遺体など残虐な写真を掲載する青少年向け情報誌、暴力団組員などの行為を「美談」として紹介する漫画雑誌、女児に対する性暴力を描いた青年向け漫画などもみられる。

 県青少年・男女共同参画課の梅田明男主査は「時間をかけて県内全域の書店などで調査を行い、関係機関への連絡や要請を行うことで犯罪の助長防止や青少年の健全育成を図りたい」としている。従来は成人向けのビデオ(DVD)や雑誌、ゲームは販売店やレンタル店が独自で青少年に対する販売やレンタルを規制していたという。しかし、有害図書の指定、通知にまで踏み切った背景には、一般向けの雑誌などの一部にも目を背けたくなるような描写が増えてきたことが挙げられる。

 その半面、“抜け道”も存在する。コンビニなどで500円程度で販売され、「コンビニコミック」と呼ばれる一部の漫画には「暴力事件史」や「芸能界タブーの真相」など過激なタイトルがつけられている。

 こうしたコンビニコミックにも暴力や性、残虐な描写が含まれるが、県は「把握が困難」などとして有害指定できず、販売が続けられている。コンビニコミックを発行する東京都内の出版社関係者は「事件などの詳細を記載することで犯罪抑止に役立てたい」として、犯罪を助長するような意図はないと強調している。

PR

PR
PR
イザ!SANSPO.COMZAKZAKSankeiBizSANKEI EXPRESS
Copyright 2009 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。