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中辺路の古木、都心の生け花作品に 和歌山
和歌山県田辺市中辺路町の梅の古木などを花材に使った生け花作品が13日まで、阪急百貨店うめだ本店(大阪市北区)のショーウインドーに迎春花として展示されている。日本を代表する華道家の一人、嵯峨御流特別最高顧問の辻井博州さん(85)=京都市=が、自然の風雪に耐えた同町の古木に高い芸術性を見いだし実現した。
生け花は、高さ約3メートル、幅約5メートルのショーウインドーに5カ所、「荘厳」「歓喜」「生成」「迎春」「干支(丑)」のテーマで彩られている。花材に利用された梅の古木や立ち枯れた雑木、スギとヒノキの間伐材などは、同町近露地区の住民らでつくるNPO(民間非営利団体)、「NPO古道の里に花と愛」のメンバーが町内の山林で収集した。
古木を花材に使った生け花を通じて地域の活性化に取り組んでいる同NPOが昨年11月、地元で野外生け花展を開催したところ、鑑賞に訪れた辻井さんが「素晴らしい」と高く評価。昭和51年以降携わっている阪急百貨店の生け花の花材に“抜擢(ばつてき)”した。
嵯峨御流華道芸術学院の辻井ミカ副学院長は「自然の中で苔(こけ)むしたり、ねじれたりした古木は、華道家にとって非常に魅力ある花材。熊野古道周辺にはたくさんの宝が眠っています」と話している。
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