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カーナビが窃盗の標的に…被害年々増加 和歌山
駐車中の車両から金品や部品を盗む「車上ねらい」「部品ねらい」のうち、カーナビゲーションシステムの被害が和歌山県内で年々増加し、9月には平成17年1月以来最多の25件が発生していたことが県警のまとめで分かった。普及が進むカーナビは窃盗の標的にされつつあり、県警は防犯意識の向上を呼びかけている。
和歌山東署によると、9月13日夜から翌朝までの間、同市美園町の月極駐車場に止めてあった乗用車から固定式のカーナビ1台と車検証が盗まれた。所有者の男性会社員が出勤のために乗車しようとして運転席側のガラスが割られているのに気付いたという。このほかにも同月中旬、和歌山市の友田町や田中町などJR和歌山駅周辺でカーナビの被害が相次いだ。
県警によると、車上ねらい・部品ねらいの認知件数は平成16年から19年にかけて約35%減ったが、カーナビ被害が占める割合は16年の約4%から20年は10月末時点で約10%に上昇。今年1〜10月の累計で被害件数は155件に上り、前年同期の117件を大幅に上回っている。
国内の電子機器メーカー約530社で構成する「電子情報技術産業協会」(東京)によると、19年のカーナビの国内出荷台数は約444万台。同協会がカーナビの統計を開始した5年以降、14年連続で販売台数を更新しているという。
県警は普及率の向上に伴ってカーナビに標的を絞った犯行が増えているとみている。近年の犯行の特徴として、月極駐車場で取り外しが難しい固定式のカーナビが被害に遭う傾向があるという。いつも止まっている車を下見して標的を定め、車体構造などに通じた犯人が工具などを用いて短時間でカーナビを取り外して持ち去っているとみられ、県警街頭犯罪対策室は「まずは鍵をかけることが大切で、車両に防犯装置を取り付けたり、駐車場に自動点灯ライトを設置するなどの対策を」と呼びかけている。