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和歌山大生がグアテマラで交流活動

2008.11.5 02:32

 中南米の内戦被災者を支援する活動を行っている和歌山大学(和歌山市栄谷)の学生が、グアテマラを訪問した。孤児らと交流し、日本で販売するための民芸品を購入して帰国した学生らは「苦しい生活なのに、子供たちはとても素直だった」と学んだ成果を話し合った。

 同大ラテンアメリカ研究会の3年生3人が9月に12日間の日程で、グアテマラ西部のサンティアゴ・アティトラン市を訪問。内戦で未亡人となった女性の自立支援や戦災孤児を保護するため、同大が市と共同で設置した施設で過ごした。

 学生らが日本から持参したノートなどの文房具やサッカーボールをプレゼントすると、孤児らが群がり、「写真撮って」などとせがんだ。言葉が通じず意思疎通に悩んだが、堂中信幸さん(21)=システム工学部=はサッカーをする子供たちに「一緒にやろうよ!」と話しかけ、仲間に加わった。堂中さんは「サッカーで通じ合えた。もっと多くの子供たちを幸せにしたいと強く感じた」と決意を新たにしたという。

 学生らは生活を支援するため、被災者が職業訓練で作ったブレスレットやピアスなどのビーズアクセサリー、伝統工芸のマヤ織などの民芸品約150点(計約4万円分)を購入した。売り物のピアスを試着した青野美保さん(20)=教育学部=は、売り場の女の子の素朴な照れ笑いが忘れられない。「子供たちとはすぐに打ち解けられたが、必死に売ろうとする親子もいて切羽詰まった状況を感じた」と振り返る。

 研究会は平成12年から、現地の子供たちのための教育基金を設立して募金活動を行ったり、支援施設の運営に取り組むグループと交流会を開いたりしてきた。現在、施設では約3000人の子供に言語や算数の教育を行っている。

 また、施設では戦争未亡人らに生活支援や職業訓練を行い、現地で鶏やコーヒーの栽培が根付いたり、内戦で途絶えたマヤ織の生産が再開されたりする成果を挙げている。こうした実績により、研究会は2月に同大の小田章学長から学生表彰を受けた。

 研究会は、15〜16日に和歌山ビッグホエール(和歌山市手平)で行われる「ふれあい人権フェスタ2008」や、22〜23日の大学祭で交流の様子を展示したり、現地で購入した民芸品を販売する。

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