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街なかのビルでハヤブサのヒナすくすく 和歌山市

2008.5.29 03:04

 和歌山市の中心部に新築された複合ビル「Wajima十番丁」の14階に設置されているプランターの植え込みの中で、タカなどと同じ猛禽(もうきん)類のハヤブサが2羽のヒナを育てている。

 ビル1階の飲食店で働く、野地聡シェフ(37)が3月下旬、プランターをのぞくと偶然、鳥の卵を発見した。3羽が孵化(ふか)したが、1羽は落下したらしい。ヒナの成長はめざましく、生まれたばかりのころは手のひらサイズだったヒナは今では親鳥とほぼ変わらない大きさになった。「日増しにどんどん大きくなっているのがわかって驚きです」と野地さんは目を見張る。

 当初、つきっきりで世話をしていた親鳥も今は餌やり以外は、少し離れたところで見守る程度だ。野地さんも何かと気にかけ、周囲から「親みたい」といわれている。

 ハヤブサは孵化から約2カ月で巣立つという。ふわふわした真っ白の産毛も間もなく抜けて、立派な羽が生えそろう。野地さんは、「あとひと月もしたら飛べるようになるのかな」とわが子を見るように笑った。

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