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市あげてピンクリボン運動 華岡青洲ゆかりの地 和歌山・紀の川市

2008.2.28 03:05

 江戸時代に乳がんの摘出手術に成功した華岡青洲(1760〜1835年)の生誕地を抱える和歌山県紀の川市は、乳がん撲滅対策として乳がん検診率全国一を目指して「ピンクリボン運動」に乗り出す。市は「先人の功績を受け継ぐためにも運動を徹底したい」と、近く独自のピンクリボンバッジの製作など本格的に活動をスタートさせる。

 華岡青洲は、母と妻の申し出で麻酔の実験をして麻酔薬を完成させ、文化元(1804)年に乳がんの摘出に成功した。有吉佐和子の小説「華岡青洲の妻」でも紹介されており、こうした功績をたたえるため、市は西野山に「青洲の里」を開館、青洲が考案した器具やゆかりの品などを展示している。

 ピンクリボン運動は、乳がん撲滅啓発キャンペーンで、国際的な活動だが、市はオリジナルのバッジを作り、フォーラムなどの開催を実施して運動の盛り上げを計画しており、北海道に住む青洲の子孫から青洲を図案化したバッジの使用の快諾を得た。

 市の乳がん検診率は平成18年度は33・0%(4298人)で、県内の市では岩出市(39・3%)に次いで2番目の高さ。国の指針で受診は40歳以上を対象に2年に1回となっているが、市は対象を30歳以上に引き下げ、毎年実施している。市は「偉大な青洲を生んだ地として乳がん検診率を高めていくことが大切」としている。

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