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大津祭に200年前の輝き 西王母山の見送幕復元 滋賀
大津祭の曳山の1つで旧丸屋町の「西王母山」を彩ってきた装飾用の幕「順天府織百児綴錦見送」が復元され、27日、大津市中央の大津祭曳山展示館で関係者に公開された。新しい幕は来月12日の本祭でも使用され、200年前の輝きがよみがえることになる。
同幕は大津祭の本祭で旧市街地を練り歩く曳山の後に掛ける「見送幕」と呼ばれる装飾品。高さ約2・5メートル、幅約1・8メートルの布に、舟に乗ったり、琴を弾いたりする中国の童子の姿などが織りや刺繍(ししゅう)で描かれている。
「西王母山」の見送幕は旧町が寛政4(1792)年に購入した中国製で、補修を繰り返しながら祭りに使用してきた。色落ちや糸のほつれなどの痛みが目立ってきたため、約30年前から本祭での使用を中止していたが、西王母山のシンボルの1つである見送幕を復活させようと、西王母山桃山保存会が復元に向けて動き出し、3年前に祇園祭の幕の復元などの実績を持つ京都市の繊維メーカー「川島織物セルコン」に製作を依頼。事業が本格始動した。
童子の顔の模様など絵柄が完全につぶれている部分があるなど、幕の復元に向けて数々の難関はあったが、時代が近く類似している祇園祭や大津祭の8枚の幕を参考に絵柄を復元。また、全体の色彩も、同社の研究データなどを元に40色の糸を選び、華やかな色彩を復活させた。
新しい見送幕は、10月11日の宵宮、12日の本祭で同山に掛けられ一般に披露。古い幕は、大津市歴史博物館に寄託される。
保存会の平井八兵衛会長(55)は「日の当たる場所だと、もっときれいに見えるのでは。祭り本番が楽しみです」と話していた。
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