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北京五輪メダリスト・朝原さんが一日先生 大阪市
北京オリンピック四百メートルリレーでトラック種目として80年ぶりにメダルをもたらした朝原宣治さん(36)が3日、大阪市立咲くや此花中学校・高等学校(此花区)で一日先生を務めた。授業で朝原さんは「小さな努力を重ねれば、それはやがて大きな力になる。迷ったときは、自分の未来の姿を想像すること」と語り、生徒たちはメダリスト“先生”の言葉を熱心に聞いていた。(中井美樹)
大阪市がトップアスリートを市内の学校に招く「夢・授業」の一環。9月に現役を引退したばかりの朝原さんは大阪ガスに所属しており、地元の子供たちのためにと協力を快諾した。
中学・高校の生徒780人が参加した講演では、ハンドボール漬けだった中学時代や、選手の自主性を尊重した顧問と出会えた高校の陸上部時代のエピソードを披露。「どうやったらはやく走れるのだろうと、いつも自分で考えていた」と、自問自答することの大切さを話した。
また現役時代は、現状に満足せず常に新しい環境を求めていたことを紹介。「夢を実現するにはチャレンジすることが大事。迷ったときは、自分の未来の姿を想像する。その時、もしくやしがって後悔している姿が浮かんだなら、そうならないために自然と体が動く」と話した。
そして、最後に「目標がたとえ達成できなくても、そこに向かって一生懸命するのが大切。適当にやるのではなく全力でやってほしい」と締めくくった。
講演後は、中学校のスポーツ授業を選択している生徒20人に実技指導も行い、走っているときに意識すべき筋肉の動きや加速が付くスタートの仕方など約1時間かけてコーチ。最後は、朝原さんとともに全力疾走で競争。生徒らはぐいぐいと前に進む朝原さんの背中を懸命に追いかけた。
一緒に走った1年の小村美樹さん(13)は「走りが力強かった。後ろを追いかけながら私ももっとはやく走りたいと思いましたった」。また、プロレスラーを目指している1年の竹下幸之助君(13)は「自分の夢に不安があったけど、自信をもってやればできると思えてきた」と勇気づけられた様子だった。