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大阪狭山市の狭山池で26、27日春祭り
日本最古のため池として知られる大阪狭山市の狭山池を地域のシンボルとして見直そうと26、27の両日、市民手作りの春祭り「狭山池まつり」が同池堤などで今年も開かれる。約65店のバザーや市民参加のフリーマーケット、舞台発表など多彩なイベントが盛りだくさん。毎回、盛り上がりをみせ昨年は2日間で8万人の人出があった。
祭りは市民有志の実行委員会(武田博允会長)が主導して開催している。きっかけは約15年を費やし、平成13年に完成した同池の「平成の大改修」(ダム化工事)だった。
この間、ずっと工事が行われていたことから、武田会長は「15年たつと子供たちは狭山池のことを何も知らない。お祭りを通して、人のコミュニケーションの場とし、青少年の育成を図ろうとしたんですよ」と話す。
有志27人で発起人会を作り、各種団体に呼びかけ実行委を結成。事業所から協賛金を募り、市民も1口1000円で協力して、資金を作った。大阪狭山市の協力もあり平成14年、初開催にこぎつけた。
実行委は現在、181人に増えた。狭山池を愛する市民の心を育もうと、池堤の清掃活動や、水質検査など年間を通じて活動している。また、祭りのスタッフも全員ボランティアで参加。昨年は約890人を動員した。
26日は午後3時すぎからメーン舞台の龍神舞台で「よさこいソーラン狭山池」「狭山音頭」の披露があり、合唱や詩吟、お琴の演奏も。
「一合一合と飲んだる酒はつもりゃ狭山の池の水」
江戸から明治期、池の築堤工事の際に歌われ、長らく忘れられていた労働歌「狭山池普請の歌」も同市合唱連盟が披露する。
池の周囲2850メートルをろうそくの明かりで取り囲む「灯火輪」は祭りの象徴。今年は新たにオリジナルのろうそくを入れるコップ状の器「灯火台」を作って、1個500円で販売する。家族で好きなデザインを描けるほか、持ち帰ってキャンドルを楽しむこともできる。同5時から灯火台を受け付け、辺りが薄暗くなる午後7時ごろ点灯する。
27日は全国のクラシックカー100台以上が集合する狭山池ミーティングや、マーチングバンドパレードなどのほか、作業所やPTA、スポーツ団体などの模擬店が池の周囲にずらり。フリーマーケットや陶器&クラフトまつり、野点や植木・花市、狭山産直野菜市などもある。
「広々とした狭山池に来てください。皆さん、楽しみながら池を2周は歩いていますよ」と実行委は呼びかけている。
狭山池は西暦616年にできたとされる。府の「史跡・名称」の指定第1号になったほか、昨年は「日本の歴史公園百選」に選ばれた。
会場は南海高野線大阪狭山市駅から徒歩5分。駐車場はない。