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総合周産期母子医療センター、県立医大病院に完成 26日稼働へ
昨年8月に起きた搬送妊婦の死産問題を受け、県が橿原市の県立医大付属病院内に整備を進めてきた、重症妊婦や新生児の治療にあたる総合周産期母子医療センターがほぼ完成し、13日、報道陣に公開された。26日から稼働するが、現状では医師・看護師とも不足しているといい、全国的にも立ち遅れている医療体制整備に、なお課題も残した。
同センターの整備は、都道府県では山形、佐賀の両県を除く全国45番目。同病院ではこれまで、重症妊婦の母体・胎児集中治療管理室(MFICU)3床と新生児集中治療管理室(NICU)12床を備えていたが、MFICUの病床数が、厚生労働省が定める同センターの充足基準(6床以上)を満たしていなかった。
このため県は、約5億6800万円かけてMFICU3床とNICU9床を増床。さらに、MFICUの後方病床12床を新設し、NICUの後方病床も9床から10床に増やした。
人員としては、MFICU用に医師2人と看護師36人、NICU用に医師5人と看護師43人を確保しているが、満足いく運営のためにはMFICUで医師1人、NICUで医師2人と看護師23人が不足。現状では確保の見通しも立っておらず、NICUでは当面、21床のうち12床だけでの運用を余儀なくされるという。
荒井正吾知事は「何とかセンター発足にこぎつけられ、喜ばしい。人員の不足でフル稼働とは言えないが、できる限り早く体制を整えたい」としている。