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奈良・香芝の二上山博物館、発掘速報展と企画展を同時開催

2008.5.1 03:36

 香芝市藤山の市二上山博物館で、下田東遺跡(同市)での出土品の速報展「香芝発掘2007」と、大和高田市内の遺跡で見つかった品々が並ぶ企画展「古代葛城へ、考古学の旅人」が同時開催されている。速報展では、密封用の「縄掛(なわかけ)突起」がついた5世紀後半のものとみられる木棺の底板など約15点を、企画展では、旧石器時代〜古墳時代の約180点をそれぞれ紹介。両市域の古代を探求する興味深い内容となっている。

 下田東遺跡での発掘調査は、区画整理などに伴って香芝市教委が実施。古墳時代の木棺は全国で約30例見つかっているが、突起のついた木棺底板の出土は今回が初めてとなった。

 速報展では、この底板のほか、古代の土師(はじ)器製造で高い技術を誇った畿内の氏族、土師氏との関連をうかがわせる大型円筒埴輪(はにわ)転用の井戸枠などを陳列している。

 一方、企画展では、大和高田市の三倉堂遺跡で昭和初期に出土した木棺が、同市外では初めて公開されているほか、池田遺跡などで出土した旧石器時代の石器、縄文時代の石器や土器、古墳時代の埴輪などが展示されている。

 6月8日まで(下田東遺跡の木棺底板のみ5月11日まで)。月曜休館だが5日は開館し、7日が休館となる。観覧料は一般350円、高校・大学生200円、小・中学生150円。11日午後1時半から、同博物館の入る「ふたかみ文化センター」の市民ホールで、下田東遺跡の発掘調査報告や三倉堂遺跡の木棺などをテーマにした記念講演会(定員先着310人、事前申し込み不要)も催される。

 問い合わせは同博物館((電)0745・77・1700)へ。

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