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奈良・御所町に高札場完成 新しいシンボルに

2008.4.8 02:21

 江戸時代の町並みが残る御所市の旧市街「御所町」に、江戸幕府が出した通達や規則などを掲示して町民に周知させた高札場(こうさつば)」が完成した。地元のNPO法人「ごせまちネットワーク・創」などが復元作業を進めていた。メンバーらは真新しい高札場を前に、「御所町の新しいシンボルになれば」と期待を込めた。

 同町が国土交通省提唱の「日本風景街道」に登録されたことをきっかけに、「町のシンボルを作ろう」と高札場の復元を発案。「創」や市、県、同省が協力して町づくりを行う「御所まち風景街道パートナーシップ」の枠組みの中で復元作業が行われた。

 高札場は、木の板に墨書きされた各種の「お触れ書き」を掲げた所。御所町では、庄屋だった中井家に、徒党を組むことを禁じる「徒党札」、放火などを禁じる「火付け札」、通貨偽造を禁じる「似せ金銀札」の3枚の高札が残されている。

 復元場所は、昭和28年の御所町誌の記述に基づき、江戸時代に高札場があったとされる場所付近を選んだ。2月17日に着工、3月23日に完成した。

 高札場は、高さと幅がともに約3メートル、奥行き1・2メートルで瓦屋根がついている。縦1・9メートル、横1・5メートルの掲示部分に高札を掲げる。

 掲示する高札は、中井家に現存する3枚の複製のほか、親孝行を呼びかける「忠孝札」など人生の教訓などを記した札18枚、御所町の紹介などを行う3枚の計24枚を作製。季節などに合わせて入れ替える。文字は創メンバーで書家の高松早基子さん(56)が当時の字体「御家流」で書いた。

 現在は、「もてなしの心を持って助け合い、仲良く暮らそう」「まちの中は、ごみのないよう美しく」など6カ条を記した「御所まち式目平成版」や、高札場が設置された経緯を記した高札、中井家の高札の複製品など6枚が掲示されている。

 問い合わせは、御所市商工会((電)0745・65・1201)内の「創」へ。

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