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桜井市職員、不祥事相次ぎ大わらわ わいせつDVD、鍋パーティー、覚醒剤…
ポルノDVD、鍋パーティー、覚醒(かくせい)剤…。桜井市で最近、市職員や市立学校教職員らによる不祥事が後を絶たない。市人事課などによると、昨年3月から今年4月までの1年余りで、逮捕・書類送検者が7人、懲戒処分の対象者は10人以上に上るという。市は不祥事のたびに綱紀粛正を強調するが、まさに“イタチごっこ”。ポルノDVD所持で現職教諭が逮捕された市立中学校では7日、始業式で全校生徒に事情説明をするなど対応に追われた。
新学期を目前にした今月5日、市立桜井中学校教諭の福瀧裕太郎容疑者(34)がポルノDVD約30枚を販売目的で所持したとして、わいせつ図画販売目的所持の現行犯で逮捕された。福瀧容疑者は数学教諭で陸上部顧問も務め、4月から1年生担当の予定だったという。
7日の始業式では、西田道雄校長が生徒を前に、「事件に動揺することなく、落ち着いて学校生活を送ってほしい」と釈明。生徒に動揺はなかったというが、同校ではカウンセラーを常駐させて生徒の心のケアに当たっている。三本木康彰教頭は福瀧容疑者について、「生徒とのトラブルもなく、熱心に指導し信頼していただけに残念」と話した。
学校での不祥事は今回にとどまらない。市立小学校では、校内清掃などを担当する住み込み女性業務員(43)の20歳代の長男らが、保健室に男女の友人を泊めたり、廊下で鍋パーティーをしていたことが発覚。今月4日には、市立中学校教諭が、新入生60人分の身体データなどが記された健康診断票を誤って焼却していたことが判明。学校現場での緊張感の乏しさが浮き彫りになった。
市環境部職員の不祥事も目立つ。昨年10月、同部の職員2人が、現在は使われていない旧焼却施設に侵入して配電盤の銅線1・2トンを盗んで業者に41万円で売却したとして懲戒免職に。今年3月にも、同部職員(35)がスーパーで警備員にけがを負わせて傷害容疑で逮捕された上に、覚せい剤取締法違反(使用)容疑で再逮捕された。
市民の生命を守るべき同市消防署の消防士長(37)も昨年6月、別れ話のもつれから知人女性を乗用車内で拘束したとして監禁容疑で逮捕。市税務課主幹(54)は昨年10、11月、公金約400万円を着服するなどして詐欺や業務上横領容疑で逮捕された。犯行当時、市健康推進課に所属していたが、人事異動で後任者が不審な会計処理に気づいて発覚。公金管理を長年にわたって特定職員に任せていたことが不祥事につながったようだ。
谷奥昭弘市長は「綱紀粛正を徹底しているつもりだが、市民に対して恥ずかしい限り。環境部など出先機関の不祥事が目立ち、管理が行き届いていない面がある」と話し、来週から全職場を巡回して再発防止を徹底させるという。しかし、市長が現場で訓示したぐらいで改善できるのか、市は抜本的な改革を求められている。