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花器や陶板150点一堂に 陶芸家・梅田正弘さん遺作陶展 三重・名張

2008.12.3 03:26

 伊賀焼の普及に長年努め、一昨年12月に69歳で亡くなった名張市の陶芸家、梅田正弘さんの遺作陶展が、同市新田の堤側庵ギャラリーで開かれている。。梅田さんの多才ぶりが伝わる花器や陶板など150点を展示している。7日まで、午前11時〜午後6時。

 梅田さんは、大阪市出身の元デザイナー。産経新聞主催の講座をきっかけに陶芸に関心を持ち、昭和54年に名張市桔梗が丘6番町に「桔梗窯」を設けて、移り住んだ。以来、作家として活動しながら伊賀焼の伝統的工芸品産業指定に努め、地域の美術、工芸の発展にも奔走。平成12年に脳出血で倒れてからも、陶芸のリハビリ効果を説く本の執筆を目指して闘病生活を送った。

 同展は、ギャラリーのオーナーの中内中さん(59)が持ちかけて、名張市で初めての個展として梅田さんが約束。妻の紀子さん(64)が実現させた。皿や茶碗(ちゃわん)、つぼなどの陶器類のほか、鳥やひょうたん、陶板の額などのオブジェも展示。さまざまな手法で仕上げられたものがあり、販売もしている。

 また梅田さんが、名張市内の公民館に陶芸サークルを立ち上げたり、大阪府の生涯学習施設の講師を務めたりした経歴や、名張川の河川敷や小学校、県立美術館の陶壁を制作した話を紹介。著書の陶芸の入門シリーズ3部作も置いている。

 中内さんは梅田さんの高校時代からの知人で、同ギャラリーも梅田さんから「地域文化の発信地を」と勧められ、10年前に開設。「遺作展になったのは残念だが、ギャラリーにとっても誇らしい。多彩な作品を楽しんでほしい」という。

 紀子さんは「約束を守れてよかった。夫の作品と活動を皆さんに知ってもらうことが最高の供養になると思う」と話している。

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