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伊賀市「社協の底力」全国発信 数々の新機軸まとめ近く出版
「地域ケアシステム」や「いが悪徳バスターズ」など、先進的な地域福祉活動に取り組む伊賀市社会福祉協議会(藤田彰信会長)の活動の様子が、1冊の本にまとめられた。近く「社協の底力」(中央法規出版)のタイトルで全国出版される。全国1800以上の社協にとって活動の“バイブル”となるような本といい、同社協は「どこの社協でも取り組めることをポイントとしてまとめた。関係者だけでなく福祉を学ぶ学生にも読んでほしい」と話している。
同市社協は、市町村合併に伴って平成16年に誕生。現在は約470人の職員やホームヘルパーなどが活動している。平井俊圭事務局長や乾光哉地域福祉活動推進部長らが中心となってきた旧上野市社協時代から、その活躍ぶりは全国の福祉関係者の注目を集めていた。
地域ケアシステムは、民生委員らが地域に住む高齢者などのニーズを把握し、行政や専門機関につないでより住みよい地域社会を築くシステム。全国で始めて同市社協が取り組んだ。
さまざまな分野の人が福祉にかかわる社会を構築する中で、高齢者が悪徳商法の被害者となった事案を背景に、市民が総ぐるみで監視役を務める「いが悪徳バスターズ」を組織化。また、最近では認知症などで意思決定能力が衰えた高齢者や障害者の権利を擁護するため、成年後見制度を活用した「福祉後見サポートセンター」を立ち上げるなど、次々と新機軸を打ち出している。
「社協の底力」は、同市社協のスタッフ6人が中心となって執筆。「地域の変化に対応する伊賀市社協」「求められる社協惻隠像、社協組織のあり方」など4部構成で、各種の取り組みを詳述している。
A5判、298ページ。1部2520円。初版は3000部つくり、うち1000部は民生委員など関係者に配布する。問い合わせは同市社協((電)0595・21・5866)へ。