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文化財リレーで間一髪 長楽寺火災
「運べるだけ運べ」−。収蔵庫が全焼した長楽寺(京都市東山区)の火災。庫内には、重要文化財に指定されている一遍上人など時宗の高僧の木像7体のほか、府や京都市の指定文化財の古文書や衣装などがあり、寺院関係者と消防、警察が間一髪で運び出した。
午後2時半過ぎ、約300メートル南の高台寺から「長楽寺に近い山手から火が上がっている」と119番通報があり、消防隊員が約15分後に放水を開始した。
文化財は、牧野素山住職(68)ら同寺関係者のほか、消防隊員5人と警察官2人がリレー方式で運び出したという。放水開始から9分後にすべての文化財を運び出したという。
近所の男性(56)は「屋根から5、6メートルの炎が上がるなか、住職自ら必死で宝物を運んでいた」と話した。近くにある知恩院の僧侶(38)は「こちらも観光客を避難させるのに懸命だった」と話していた。