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「源氏物語錦織絵巻」4巻そろって初公開 京都市・相国寺承天閣美術館
■山口伊太郎さん遺作展
京都を代表する織物作家で、昨年6月に105歳で亡くなった山口伊太郎さんの遺作展が27日、京都市上京区の相国寺承天閣美術館で始まった。山口さんが制作の指揮を取り38年がかりで作られた西陣織「源氏物語錦織絵巻」が全4巻そろって初めて公開され、訪れた人は色鮮やかな織物の世界に見入っていた。
錦織絵巻は、山口さんが70歳の昭和45年に制作を開始。平成13年までに全4巻のうち3巻までができあがった。最終巻は山口さんが亡くなった後も遺志を継いだ職人らが制作を続け、今年3月に完成した。絵巻は長さが約8〜12メートルで、国宝「源氏物語絵巻」をもとにした物語の名場面が、多様な糸を使って繊細に表現されている。
訪れた向日市の主婦、久本幸満子さん(78)は「長い時間をかけて作られた作品には迫力があって感動した。来てよかったです」と話していた。
7月6日まで。午前10時〜午後5時。入場料は一般1000円、高校、大学生、65歳以上800円、小、中学生500円。会期中は無休。問い合わせは同美術館((電)075・491・2595)。