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北京五輪板飛び込み代表の寺内健選手 教え子の声援が力に

2008.7.8 03:30

 今夏の北京五輪男子板飛び込みに出場する寺内健選手(27)=JSS所属=が、勤務するスイミングスクールの教え子の子供たちの声援を励みにメダル獲得を目指している。4大会連続の五輪で国内の第一人者だが、「先生」として世界の大舞台に立つのは初めて。今月15日には子供らによる激励会が開かれ、寺内選手は「生徒にメダルを持って帰れるように頑張ります」と活躍を誓った。

 寺内選手は宝塚市出身。1996年アトランタ五輪に15歳で出場し、その後の五輪に連続出場。2000年シドニー五輪高飛び込みで5位入賞を果たし、北京ではメダル獲得を狙う。

 勤務するJSS宝塚スクール(宝塚市川面)で、初心者が集まる一般クラスを教え始めたのは平成17(2005)年から。甲子園大学大学院を修了し、2004年アテネ五輪後のことだった。週2回、飛び込みコースで幼稚園児や小学生児童ら約20人を指導した。

 五輪を4度も連続出場できるのは、厳しい練習に耐えた結果だが、その苦しさを癒やしてくれたのが、教え子たちだった。指導は約1時間半。自身の練習前などに行う。基礎技術を教えるが、子供にとって地上3メートルの高さは恐怖が伴う。ときには見本の演技をみせ、板の上で回転してから飛び込むなど、恐怖心を取り除くのに腐心した。

 五輪の価値が分からず、「それってすごいの?」と尋ねられることもあるが、夢中になって、生き生きと飛び込む子供の姿に、改めて競技の楽しさを感じ、「良い演技を見せたい」と決意を新たにしている。

 6月15日に開かれた励ます会では、子供や保護者ら約100人がエールを送った。サインや記念撮影をねだり、「メダルを獲ってね」などと激励する子供らに、寺内選手は「ちゃんと応援しとってな」と笑顔で応じた。市立小浜小の高原淳美さん(11)は「やさしくて格好いい自慢のコーチ。金メダルを獲ってほしい」と話した。

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 寺内選手を応援する市民の会が6月14日、壮行会を開き、街頭募金で集めた支援金を寺内選手に贈呈。競技のある8月19日、同市小浜の教育総合センターで観戦する予定で、同会発起人の金川智恵・追手門学院大学教授は「メダルを獲得してほしい」と期待している。

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