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看護師養成の兵庫県立厚生専門学院が閉校 最後の卒業式
毎年約80人の看護師を養成してきた専門学校「県立厚生専門学院」(尼崎市南塚口町)で5日、最後の卒業式が行われた。看護学部を持つ大学の増加でその役割を終えたと判断され、今月限りで閉校するためだ。8日には閉校式があり、43年の歴史に幕を閉じる。
同校は昭和40年に開校。3年制の看護学科を持ち、高校卒業の生徒が対象の第1部と、准看護師の免許取得者が看護師を目指すための第2部の2コースがある。毎年約80人の看護師を育成し、これまでに約3400人を医療の現場に送り込んでいた。
県医務課などによると、平成17年以前は看護学部を持つ県内の大学は3校だったが、20年度には11校に増加。大学、専門学校間での学生確保をめぐる競争は激しさを増している。
県は、財政難を踏まえ、県内に計4校ある看護師を育成する県立専門学校の役割を見直し。16年に県立厚生専門学院の閉校を決め、18年度から新入生の募集を停止していた。
同専門学院の最後の卒業式では見送る後輩がいないため、ともに学校生活を過ごした1〜2学年上のOB約20人が駆けつけ、門出を祝福。また、8日の閉校式には卒業生約600人が集まり、学生時代の思い出話などを交わす。
同専門学院の早瀬学副学院長は「閉校を惜しむ声がたくさん届けられている。多くの卒業生のためにも、よかったと思える閉校式にしたい」と話している。