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姫路城“平成の大修理” エレベーターで見学を

2008.3.6 02:23

 世界文化遺産・姫路城(姫路市)で平成21年に始まる“平成の大修理”の際、高さ45メートルの見学用エレベーターを天守閣のそばに設置することが4日、決まった。めったにない工事の様子を見てもらうための措置で、文化庁は「文化財修復作業の画期的な公開手法」と評価している。

 同市がこの日開かれた大天使保存修理検討会で、事業の基本方針を示した。方針では、大修理の実施期間を平成21〜26年度の6年間とし、工事中は作業用の足場を伴った素屋根(高さ53メートル)で大天守をすっぽり覆い、壁面や屋根の修理、耐震補強などを行う。事業費は約28億円(うち素屋根の工事費12億6000万円)にのぼる見通し。

 この素屋根の内部に、作業用の足場だけでなく、見学者用のエレベーターと見学スペースを設置する考え。ここから、大天守の各層で進められる壁の漆喰(しっくい)塗りや、屋根瓦の葺(ふ)き替えなどがつぶさに観察できる。また、ふだんは見ることのできない、さまざまな角度からの天守の様子を楽しむこともできそうだ。

 エレベーターの設置で、従来は登城できなかった、車いすの使用者や身障者、お年寄りたちといった足の弱い人たちも姫路城観光が可能に。エレベーターでの見学期間は約3年間の見通し。市は工事中ならではの姫路城見学ができるよう、公開方法を工夫することにしている。

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