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江戸・日本橋のにぎわいほうふつ くし、鏡など10点出土
■芝居小屋付近、遊興施設跡か
江戸歌舞伎の発祥の地、中央区の遺跡からかんざしやくしなど女性の道具類が多数見つかった。町人地の発掘はこれまでもあったが、1カ所からまとまって出土したのは珍しい。専門家は「芝居小屋付近の発掘は初めて。女性がいて飲食できる遊興施設があった証拠では」とみる。
発掘調査されたのは「日本橋人形町三丁目遺跡」。江戸時代、江戸三座と称される芝居小屋のうち市村座と中村座があった地で、人形浄瑠璃などの劇場も立ち並び、「江戸名所図会」にも描かれている。
今年2月からの発掘調査で、土蔵址や石組みの下水などの遺構、はしや陶磁器、貝殻などのほか、かんざしやくし、鏡といった女性の装飾具が10点ほど出土した。
中央区教育委員会主任文化財調査指導員の仲光克顕さん(36)は「10点ほどが1度に見つかるということは、女性が働く場所があった可能性がある」とにぎわいぶりを推測する。
出土した遺物は今後、約3年かけて調査・整理したあと、一部を公開展示することも検討している。