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春高バレー 東亜学園快勝
東亜学園、連覇まであと2つ−。“春高バレー”の愛称で親しまれている「コカ・コーラ杯第39回全国高校バレーボール選抜優勝大会」は24日、男女準々決勝8試合が行われ、東京、神奈川から男女4校が出場した。男子は連覇を狙う東亜学園(東京)が強豪・足利工大付(栃木)を3試合連続のストレートで退けたが、岸根(神奈川)は姫路南(兵庫)に屈した。女子は文京学院大女と八王子実践の東京勢2校が前回優勝の大阪国際滝井(大阪)と古川学園(宮城)に敗れた。東亜学園は25日の準決勝(午後1時)で姫路南と戦う。
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■不動のセンター山本悠登、ハツラツ
「一番向いていないポジションかもしれない」。苦笑しながらも、連覇を狙う東亜学園の不動のセンターとして重責を担う。
昨年の春高にはレフトで出場。鎮西(熊本)との決勝では「活躍したいと欲が出て」不調に陥り、無念の途中交代。小磯靖紀監督からセンター転向を告げられたのはその直後だった。
「ブロックに自信はないのに、なぜ自分が…。当初は技術を高める気持ちにもなれなかった」。追い打ちをかけるように、5月に右足を骨折。インターハイには出場すらできなかった。
「当時は相当落ち込んでいた。辛かったと思う」。母親の由美子さん(46)が心境を推し量る。
「このままではだめになる」。焦燥感に駆られ、新チーム発足以降、1度も参加していなかった朝練習に出始める。先発アタッカー陣で唯一、春高直前までほぼ毎日参加し、課題の克服に専念した。努力は実を結ぶ。「一番波がない。ここ何日かでまた伸びている」と、小磯監督も舌を巻く急成長を見せている。
準々決勝も効果的に速攻を決めて勝利に貢献。「今度はセンターで優勝を味わいたい」。その瞬間まで、あと2勝だ。(中村翔樹)
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■八王子実践散る 強打散発…王★、悔しさにじみ
「甘ったれるな!!」
熱戦の余韻が冷めやらぬ会場に、名将・菊間監督の怒号がとどろく。「自分自身で苦しみを求めろ。まだまだ闘争心が足りない」
準々決勝で八王子実践は強豪・古川学園(宮城)の前に屈した。チーム最長身の185センチから繰り出す強打は散発に終わった。「思い通りにいかない。調子が悪いのは全部自分のせい」と声を震わせた。
中国・北京市生まれ。大のバレー好き一家のもとで育った。身長は小学6年で174センチまで伸び、迷うことなくバレーの道に進んだ。日本のバレーにあこがれ、中学を卒業した昨春、祖国を出て厳しい練習で知られる名門に飛び込んだ。
日本語も次第に上達し、一緒に寮で暮らすチームメートとも仲良くなった。それでも、「うまくプレーができないときはやっぱりさみしくなって、中国を思いだす」と声を落とす。
コートを出た直後、悔しさでこぼれた涙をユニホームの袖でぬぐった。菊間監督の厳しいまなざしをまっすぐに受け止め、大きな声で「はいっ」と答える。
常勝を義務づけられた緑のユニホーム姿で誓った。「次は必ず勝つ。ずっと日本でバレーをしたいから」(玉崎栄次)
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●八王子実践・菊間崇祠監督「尻が青い。チャンスかなと思えばミスを連発する。自分の頭で考えプレーしなければ」
●八王子実践・石井里沙主将「ブロックで崩す自分たちのバレーができなかった。優勝だけを目指し、夏に向かっていきたい」
●文京学院大女・清水直樹総監督「粘り合戦になったが、地力の差が出た。滝井はセッターだけでなく、つなぎも素晴らしかった」
●文京学院大女・正(しょう)里菜主将「1点リードされたときに、声が小さくなってしまった。速さと正確性を磨いて夏を目指したい」
●岸根・斎藤雅明監督「大事なところでミスが出た。今日の戦いぶりが本来の実力。選手たちはよく頑張った」
●岸根・金子翔主将「目の前の相手に集中しようと自分たちで話し合った。崩れたところで立て直すことができなかった」
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▽男子準々決勝
東亜学園 2 25−20 0 足利工大付
(東京) 25−20 (栃木)
姫路南 2 25−18 0 岸 根
(兵庫) 25−19 (神奈川)
▽女子準々決勝
大阪国際滝井 2 18−25 1 文京学院大女
(大阪) 25−16 (東京)
25−20
古川学園 2 25−16 0 八王子実践
(宮城) 25−17 (東京)
★=王へんに華