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【秋の叙勲】旭日双光章・遠藤輝男さん/瑞宝双光章・本間麻子さん

2007.11.3 03:40

 3日付で政府から発表された平成19年秋の叙勲。旭日双光章を受けた医師の遠藤輝男さん=東京都文京区=と、瑞宝双光章を受けた元特別養護老人ホーム施設長の本間麻子さん=東京都青梅市=に話を聞いた。

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 □旭日双光章・遠藤輝男さん(84)

 ■患者さんのために半世紀

 84歳の現役の大ベテラン内科医。東京都文京区で「白山医院」を開業し、半世紀になる。地元の医師会では昭和35年から40年間、区立茗台中学校の校医、昭和61年からは4年間、会長を務めた。今は一人で病院を切り盛りしている。

 「医者にとって自己犠牲は当たり前。若いころから365日、『月月火水木金金』の気構えで朝早くから夜遅くまで頑張ってきた。多いときで一日に100人近くを診察した」と振り返る。「苦労もしたが、自分なりに一生懸命、仕事に励んできたのがよかったのでは…」と、受章の知らせを心の底から喜んだ。

 医大生時代の恩師から教わった「患者さんを待たせるな」を胸に、いつも患者のためでありたいと働いた。その実直な人柄は誰からも慕われている。「診察後、患者さんに『ありがとう』と感謝の言葉をかけられたときが一番うれしい。医者冥利に尽きる」と話す。

 趣味のゴルフで健康を保つ。「これからも進取の気持ちを失わず、身体がいうことを聞く限りは診察を続けたい」とますます意気盛んだ。(村上智博)

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 □瑞宝双光章 元特別養護老人ホーム「聖明園富士見荘」施設長・本間麻子さん(78)

 ■目の不自由な高齢者に光

 全盲の夫、昭雄さん(78)とともに目の不自由な高齢者の福祉に走り続けて50年。「主人と知り合ったことでこのような栄誉を授かることができました」と話す。

 昭雄さんは20歳のとき医療事故で右腕の自由を失い失明。病棟で看護婦として励ました。昭雄さんが日本社会事業専門学校(現日本社会事業大学)進学後は送迎し、講義内容もメモした。

 昭和39年、東京都青梅市に都内初の目の不自由な老人のための「聖明園」(現聖明園曙荘)を開園。以来、昭雄さんの目となり手となり、運転手、秘書など1人何役もこなした。「夢中でした。お年寄りを迎えた以上、命を預かるという責任がありますから」

 一昨年3月には日本社会事業大学から“卒業証書”が届く。昭雄さんの勉学を支えた感謝状だった。その年の9月、盛大な創立50周年記念式典後、パーキンソン病と似た症状の難病「多系統萎縮(いしゅく)症」に襲われた。

 「なぜ、私が」。取材時、嘆く麻子さんに昭雄さんが「働きすぎたんだよ。神さまが『少し休みなさい』って言っているんだよ」と声をかけると、目頭を押さえた。(田中夕介)

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