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“サムライ”監督迎え5年でJ1昇格狙う 栃木SC 

2009.1.5 03:04

 今季からJ2に参戦する栃木SC。J2神戸の前監督、松田浩氏(48)を監督に迎え、新体制は整いつつある。運営会社「栃木サッカークラブ」の新井賢太郎社長(74)は「J2で戦うため最高の監督に来てもらった」と期待する。チームは5年でJ1に昇格するのが目標だ。(柏崎幸三)

                   ◇

 −−松田新監督への期待は

 夢ではないかと思えるベストの監督に来ていただいた。勝負に負けたくないという強いこだわり。松田監督にはそれを感じた。合理性に加え、熱いパッション(情熱)がある。まさにサムライだ。

 《栃木SCは昨年のJFL(日本フットボールリーグ)後期、9試合連続で勝ち星がなかった。そのとき新井社長は選手にこうげきを飛ばした。「人生は短い。あっという間に過ぎてしまう。25歳の人間が5年単位でものを考えたら5回でもう50歳だ。人生で一番輝いている今、後悔しないようやってくれ」》

 −−選手が萎縮(いしゅく)したという見方もありましたが

 あれは自分自身の経験から出た言葉なんです。走り続ければ後悔しない。が、走るのをやめた途端、もうそこで進歩は止まってしまう。だから後悔しない生き方をしてほしいと願ったんです。

 −−今後、どんなクラブに育てていくのですか

 今年から後援会組織を県内外につくっていきます。これはサポーターズクラブとは違うもので、地域にできた後援会事務所が栃木SCをサポートしていく。おじいさんやおばあさん、孫たちの茶飲み話に出てくるような存在、家庭で夕食を食べるときに話題になるような存在、そういう家族で共有できる県民に愛されるクラブにしていきたい。

 《栃木サッカークラブは、Jリーグから昨年、「身の丈に合った経営」を求められた。今年は縮減予算で基盤づくりを進める考えだ》

 −−クラブの財政基盤はどのように

 スポンサー収入と入場料収入が柱だが、どちらも昨年の倍近くに増やし、クラブ運営費を全体で6億〜7億円規模にしたい。

 −−懸案のスタジアムですが

 当面のホームスタジアムとなる県グリーンスタジアムは、最高で1万8000人が収容できる。だが、改修後は1万2000人規模に減る。行政には施設面での協力をお願いしたい。新スタジアムを1年でも早く作ってもらいたい。

 −−どんなスタジアムを

 50年後、100年後に「スタジアムを建てた人たちは先見の明があった」と言われるようになったらと思う。サッカー以外の機能、レストランや貸事務所などサッカー以外の人も楽しめる、人が集まってくる哲学のあるスタジアムだ。すでに韓国やフランス、イギリスではそうしたスタジアムができ、地域振興につながっている。

 −−これからの目標は

 栃木SCは5年でJ1に上がる構想を持っています。そしてわれわれの最終目標は世界のクラブ選手権に出場することなんです。

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