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LRT導入へ“入門書” 宇都宮の市民団体がQ&A冊子
宇都宮市の新しい公共交通網を考える市民団体「雷都(らいと)レールとちぎ」(奥備一彦代表)が、LRT(次世代型路面電車)についての疑問や公共交通の役割などを質疑応答でまとめた冊子「よくわかる交通まちづくり」を作製した。市では現在、新しい公共交通体系を検討する3つの委員会を設置し、LRT導入を検討中で、冊子は市民向けの「LRT入門書」となりそうだ。
雷都レールとちぎは平成16年11月、LRTを通じて人と環境にやさしいまちづくりを考えようと、青年会議所のメンバーや大学教授、サラリーマン、主婦らが集まって設立された。自治会や知人らに頼んでミニ集会を開いたり、アンケート調査を行ったりした活動の中で、市民から寄せられた質問を整理し、冊子を作製した。
冊子では、「LRTって何?」「クルマのほうが便利でしょ?」「運賃が高いのでは?」などの基本的な疑問から、「国の支援は?」「公共交通より『福祉』にお金をまわすべきでは?」などの公共交通政策に関する難しい質問まで計36問に対し、会員が平易な文章で回答。国内外で撮影した写真や行政機関などから集めたデータが盛り込まれ、ビジュアル的にも見やすい工夫がされている。
A4判76ページで価格は500円。限定1500部の発行だったが、市民らからの引き合いが相次いだため急きょ2000部の増刷が決まった。雷都レールとちぎでは、13日に開かれる「フェスタmyうつのみや」(会場・マロニエプラザなど)などで販売する予定。
LRT導入の議論をめぐっては、佐藤栄一市長が次期市長選後(11月27日任期満了)に市民に判断を仰ぐ姿勢をみせており、今のところ争点になりそうにない。
奥備代表は「国や自治体が説明しづらいことにも言及し、市民が判断できる材料を提供しました」と冊子の狙いを説明している。問い合わせはメールアドレスはinfo@T-LRT.com。