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那須御用邸北側、自然を学ぶ場に 環境省が整備構想

2008.3.31 01:58

 環境省は、31日に宮内庁から移管される那須御用邸北側地区について、「那須の森」(仮称)として日光国立公園に編入し、保全整備を行うことを明らかにした。自然を学ぶ場とすることや生態系のモニタリングを実施するなどして、「国民が自然に直接ふれあえる場として活用してはどうか」という天皇陛下のお考えをいかしたものとなる。同省では平成23年度の一部供用開始を目指す。

 那須御用邸は大正15年、当時皇太子だった昭和天皇のご静養の場として建設された。那須・茶臼山の東麓、標高約630〜約1400メートルの範囲にあり、希少種を始め多くの動植物が生息している。現在の敷地面積は約1225ヘクタール。宮内庁所管の皇室用財産として管理されてきたが、御用邸北側地区の約560ヘクタールが環境省に移管されることになり、同省で具体的な施策の検討を進めていた。

 保存整備構想によると、基本的な方針は(1)自然を体験し、自然に学び、自然と人間の共生のあり方を学ぶことができる場として持続的な利用を図る(2)間伐や枝打ち、木登り、野鳥観察などの自然体験、自然学習の企画・実施を担う人材を養成する(3)県立博物館などの協力を得て自然環境のモニタリングを実施し、森林の管理に反映する−など。自然環境の特性を踏まえて3つのゾーンに区分し、歩道や休憩所、トイレなどの整備などを行う。

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