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茨城県知事選 橋本知事が出馬表明 「多選弊害ない」
9月25日の任期満了に伴う茨城県知事選(8月27日告示、9月13日投開票)で、現職の橋本昌知事(63)は2日、県庁で記者会見し、「5選」を目指して立候補することを表明した。知事選には、過去4回の知事選で橋本知事を支えてきた自民党県連の推薦を得た新人の元国土交通省事務次官、小幡政人氏(64)がすでに出馬表明しており、県内を二分する激しい選挙戦が予想される。
橋本知事は出馬を決めた理由として、県内の首長や市長村議、一般県民からも要請があったことを挙げ、「せっかくこれだけの声をいただくんだったら、もうちょっと頑張ってみようかなということになったのが正直な気持ち」と説明。多選批判に対しては、「いろいろ言われるような弊害はそんなに出てきていない」と反論した。
知事選をめぐっては、小幡氏を擁立した自民党県連が橋本知事の「5選阻止」を掲げ、知事へ“引退勧告”を突きつけていた。橋本知事がこれに反発する形で出馬することで、両者の対決ムードが高まっている。
橋本知事は東海村出身。東大卒。昭和44年に旧自治省(総務省)に入省し、自治省公営企業第一課長などを務めた。平成5年の知事選で初当選し、現在4期目。
出馬会見の主なやりとりは次の通り。
−−いつごろから5選を目指そうと?
「具体的にいろいろな形で出馬要請が出てきたことが大きな要因。特定のどの時期ということはない」
−−自民党県連と完全にたもとを分かつことになる
「(県連の)幹事長が『野党になる』という発言をされたようだが、私は仮に当選させていただけたら、自民党とも民主党とも公明党とも、自民党県政クラブも含め、一緒となって県政発展のために頑張っていかなくてはいけない」
−−小幡氏ではだめだと思ったのか
「他の人についての感想は申し述べないことにしている」
−−5選が最後か
「気力、体力が充実していなければ、首長を務めていくのは大変な面がある。(私は)まだ大丈夫」
−−今後、特定の政党や各種団体に推薦依頼は
「各団体には(依頼を)出していくことになると思う。政党関係については推薦依頼は考えていない」
−−多選の是非についても考えた上での決断か
「多選についてはいろいろ弊害は言われるが、私自身は極めていつも新しい気持ちで仕事に取り組んでいるつもりなので、いろいろ言われるような弊害はそんなに出てきていないだろうと思う」
−−南北の対立構造も出てきているように見える。激しい選挙戦が県に残す遺恨については
「南北といわれるとそれじゃあ東側、西側の地域は『われわれのことを考えてくれないのか』という話にもなる。南北とかそういうことじゃなくて、県全体を見た県政、あるいは日本の発展も視野に入れた県政をやっていく必要がある。しこりが残らないかということだが、これはノウサイドになったらもうその点についてはあまり遺恨に思うことはないようにしていかなければいけない」