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新図書館用の7万冊、都内の倉庫で眠る 土浦駅前再開発延期

2008.8.29 02:55

 JR土浦駅前北地区の再開発事業が延期された問題で、同地区に建設が予定されていた新図書館用に購入された図書計約7万冊が、東京都内の倉庫に眠ったままになっていることが、28日の茨城県土浦市議会建設委で明らかになった。これらの図書の購入に要した費用は総額約1億5390万円。さらに保管料として、年間147万円(平成20年度分)を市が負担しており、市のずさんな計画のツケが回ってきている格好だ。(倉田耕一)

 市側の説明では、新図書館用の蔵書として40万冊を計画。15万冊は既存図書館から移設し、25万冊を新規購入することにしていた。19、20年度にはそれぞれ5万冊を新規購入する計画で、19年度は4万8337冊を購入、20年度もすでに約2万冊の図書を購入している。

 購入先の業者は、19年3月28日、共栄堂、紀伊国屋、丸善、図書流通センター、日販図書サービスの5社による公開見積合わせを経て、同市が同4月、共栄堂と随意契約。20年4月25日には、5社による指名競争入札(3社が辞退)で、共栄堂が落札していた。

 市側は購入した全図書を共栄堂に預け、同社が契約した都内の倉庫会社に保管。保管料は1年目が無料、2年目の今年は年147万円の費用負担を同市が負担している。

 新図書館は来年4月に着工し、22年10月に完成する計画だったが、建設予定地の再開発事業そのものが、事業公募に業者の応募が1件もなかったことなどから延期に。図書の購入も8月以降は中止となった。

 市教委は「図書館に保管場所がなかったので、業者にお願いした。保管料が発生したので、他市の類似例を参考に市が負担することにした」と説明している。

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