MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。
[PR]

“全国に発信”14歳電波少女が無線世界大会へ

2008.8.17 02:37

 携帯電話の普及で影が薄くなったものの、災害発生時の通信手段として改めて注目されている無線。その無線の韓国で開かれる世界大会「ARDF世界選手権大会」に、茨城県守谷市板戸井に住む私立茗渓学園中3年の坂香織さん(14)が出場する。学校側としても初めての快挙とあって、手放しで喜んでいる。(石田努)

 ARDFは、アマチュア・ラジオ・ディレクション・ファインディングの略で、アマチュア無線による方向探知。森の中に隠されている5つの送信機を受信機を使って時間内に探し出すもので、オリエンテーリングの無線版ともいわれている。

 坂さんは、中学に入って先輩の誘いと電子工作が好きだったこともあって科学部無線工学班に入った。同班は、アマチュア無線従事者免許の取得▽電信技術の向上▽コンテスト参加▽ARDFへの参加−などが主な活動。現在部員は、高校生15人、中学生6人の計21人。坂さんはその中の紅一点だ。

 入部したものの、「やることがよくわからなかった」と、1年のときは「幽霊部員みたいだった」と坂さん。1年の終わりごろには4級のアマチュア無線技士の免許を取得。2年になると「大会が楽しくなった」という。顧問の中村泰輔教諭(31)は「自分でこだわりを持っている。飲み込みが早いので対応力がある」と、坂さんを評価する。

 その坂さんが、昨年10月の全日本ARDF競技大会で5位に入った。その際、「優秀な人は世界大会に行けます」といわれたが、「5位だったのでいけるとは思っていなかった」と坂さん。そんなこともあって最初の日本アマチュア無線連盟からの電話連絡に「名前をかたった詐欺かと思った」(坂さん)といい、中村教諭も「他校の先生から(坂さんの世界大会出場を)聞き、何が起こったのかわからなかった。本人を呼んで話を聞き、連盟に確認して校長に知らせた」というほどの思いがけない世界大会への出場だった。

 2年おきに開かれる世界選手権大会は、今年は韓国・華城(ファソン)市で9月2日から7日まで開かれる。年齢別に4つのクラスが分かれており、日本からは26人が参加する予定で、坂さんが出場するのは年齢無制限のクラス。坂さんは「3人1組でやり、1人でも失格したらアウトなので失格しないようにしたい」と、静かに闘志を燃やしている。

[PR]
[PR]
PR
PR

PR

イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2008 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。