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群馬県が競輪事業から撤退へ 経営改善の見通し立たず
前橋競輪で開催される県主催の競輪事業をめぐり、県は11日の県議会決算特別委員会で、今年度限りの撤退方針を明らかにした。53年の歴史をもつ県営競輪は、ファン高齢化など時代の波に押され、平成15年度に初の単年度赤字を計上。19年度に累積赤字は約1億4300万円に達したが、経営改善の見通しは立たなかった。16年の高崎競馬廃止に続く県営競輪からの撤退で、県はすべての公営競技から手を引く形となる。
県工業振興課によると、県営競輪は昭和30年にスタート。基本的に年2回のレースを主催してきた。平成4年度に売り上げは65億7100万円とピークに達したが、ファン高齢化やレジャー多様化などのあおりで年々減少。最近は20億円台を割り、苦戦が続いていた。19年度は北京五輪応援の協賛レース開催でかろうじて黒字を確保したが、県は赤字体質からの脱却は困難と判断した。
県主催レースは、来年1〜2月の開催を最後に廃止。累積赤字は次年度会計からの繰り上げで賄ってきたが、最終的に県財政からの補填(ほてん)が必要となる見込みだ。県によると、昭和30年以降、競輪事業の黒字から県の一般会計に繰り出された「貢献額」は計約45億円にのぼったという。
一方、撤退申し入れを受けた前橋市では「県の事情でやむを得ない」とコメント。今後は、県の撤退で空白となる開催日程への対応などについて、協議を行う。
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