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求む!市民の意見 音楽センター存続問題 群馬

2008.10.9 03:22

 「群馬音楽センターをどうするのか、一緒に考えてみませんか」−。高崎青年会議所(小沢健一理事長)は14日、「市政フォーラム〜音楽センターから考えよう」を開催する。世界的建築家のアントニン・レーモンド氏の設計で知られ、存続を求める声がある一方、老朽化による問題点を指摘されている音楽センターだが、同会議所では「市民に地域の問題に関心を持ってもらうのが目的。中立な立場からさまざまな意見をとり上げたい」としている。

 同センターが建設されたのは昭和36年。群馬交響楽団を紹介した映画「ここに泉あり」をきっかけに、市民の間に音楽ホールを求める機運が高まったこともあり、総工費約3億3500万円で建設されたが、うち約1億円が、民間からの寄付だったという。

 「無駄なものは一切省き、できるだけ長持ちする建物」を基本方針に、レーモンド氏が生み出した斬新なデザインは、建築界でも高評価を受けている。「群馬音楽センターを愛する会」の建築設計事務所経営、水上勝之さん(63)は「モダニズム建築の代表的建築物だが、それ以上に市民の力を結集させ、つくられたというところが大切」と存続を訴える。

 ただ、一方で、老朽化の影響が随所に出ているのも事実。音響設備だけでなく、舞台天井が低いために充分な照明器具が下げられないなど、近年の施設に見劣りする点は多く、クラシック音楽のみならず演劇公演でも敬遠されることも多い。

 群馬交響楽団メンバーでつくる「新ホール検討委員会」は昨年10月、1800席規模の新音楽ホール建設を求める陳情書を高崎市の松浦幸雄市長に提出。同市では「現状を考えれば、早急に整備が求められている」として、建て替えや移転も含めた新ホール建設の検討を進める方針を示している。

 フォーラムでは、高崎経済大地域政策学部の大宮登教授や県建築士会高崎支部の信沢卓支部長らが意見を交わすほか、音楽関係者、商工関係者がビデオで意見を述べる。

 同会議所では「地域の問題に関心を持ってもらうのが目的。中立な立場からさまざまな意見をとり上げていきたい」と市民の参加を呼びかけている。フォーラムは14日午後7時から、群馬音楽センターで。入場無料。

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