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安価な赤色蛍光体の製造方法開発 群馬大

2008.7.16 02:57

 群馬大工学研究科の安達定雄教授(電気電子工学)らの研究グループは、ケイ素を活用し、赤色発光する蛍光体の製造方法を開発した。すでに特許出願をしたという。研究内容に関する論文が近く、米学術誌に掲載される予定。

 同大によると、過マンガン酸カリウムなどの水溶液にケイ素を加えることで、赤色蛍光体を作製する。触媒や加熱処理などの必要がなく、1グラムのケイ素結晶から8グラムの赤色蛍光体ができるという。

 赤色蛍光体は、緑色蛍光体とともに、青色発光ダイオード(LED)の光を通すことで白色発光する。LEDは、発光効率が90%以上で、10%程度とされる白熱電灯に比べて省エネ効果が高く、二酸化炭素(CO2)の排出削減にもつながると期待されてきた。

 赤色蛍光体はこれまで、希土類元素を主材料としたものが多く、1グラム当たり数万円と高価だった。過マンガン酸カリウムは、1キロ当たり約3000円と安価で、高温度で効率が低下する欠点も解消できるという。

 今回の発明により、夜間用の標識など照明ランプへの応用が可能になるといい、同グループは企業と連携して実用化に向けた取り組みを進めていく一方、「ほかの色の蛍光体への応用も検討したい」(安達教授)としている。

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