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碓氷峠トロッコ列車 2段階延伸を提示
長野新幹線の開業に伴い廃線となったJR信越線碓氷峠区間(横川−軽井沢駅間、11・2キロ)の一部で観光トロッコ列車を運転している碓氷峠交流記念財団(白石敏行理事長)が、安中市に提出した「トロッコ列車延伸計画書」の全容が20日、明らかになった。財団と市は21日に開かれる「連絡調整会議」で、計画書の内容を踏まえ、具体的な検討に着手する。これまで延伸に慎重姿勢を示していた岡田義弘市長も一定の評価をしており、延伸計画が本格的に動き出しそうだ。
計画書では、2段階に分けて延伸を実現する構想を明記。峠の湯駅から旧熊ノ平駅までの3・6キロについては、駅整備費など約2億5000万円の事業費を見込み、同区間を延伸させた後、軽井沢駅(長野県)までの全線延伸を目指すとしている。また、製造から32年が経過し老朽化したディーゼル機関車の新造費用も盛り込まれている。
財団は、安全設備や車両整備が行政の規制対象にならない現行の「園内遊具」として延伸することが困難な場合、国交省から許可をとり、通常の鉄道事業者に準じた規制を受ける「観光用特定目的鉄道」の形で延伸させることも検討している。
岡田市長は20日、産経新聞社の取材に対し、軽井沢まで延伸される効用について「780万人の観光客を誘導できる」と述べ、観光振興策の拡充につながるとの認識を示した。県や隣接する長野県、同県軽井沢町など関係自治体との協議を本格化させる考えも強調した。
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