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「警察官になりたい!」応募殺到 千葉県警の特別募集

2009.3.5 05:00
千葉県警の定期採用募集時のポスター  千葉県警の定期採用募集時のポスター  

 千葉県警は4日、2月6〜23日に行った「平成20年度警察官採用試験特別募集」で、富山以外の全都道府県から1620人の応募があったと発表した。採用予定数は50人程度。応募倍率は20年度定期採用の14・8倍を大きく上回る32・4倍に達した。内定取り消し、派遣切りと、景気悪化で雇用不安が増大する現状が皮肉にも“追い風”に転じた格好で、「安定した公務員」が人気の下支えになったようだ。千葉県警幹部は「予想をはるかに上回る応募数で、ただ驚いている」とうれしい悲鳴を上げている。

 特別募集を告知してから県警の相談窓口の電話は毎日、鳴り続けた。「派遣で自動車製造をやっていたが契約解除になった」「内定が延期になり先行きが不安」などと話す人や、「こんな私でも警察官としてやれるだろうか」「警察で資格は生かせるか」といった相談が相次いだという。

 応募の半数は県外からだった。県警警務課付任用担当の延沢(のぶさわ)加寿雄警視も「初めて耳にする相談内容も少なくなかった。全国から応募が来るのも異例だ」と驚きを隠さない。

 特別募集は20年度採用人数が予定数に満たなかったため実施。欠員が出た理由について、延沢警視は「景気悪化の前で(求職者に)複数の企業、職業を選ぶ余裕があった。合格者が併願していた企業などに流れてしまった」と分析する。ところがこの不景気で状況は一変。警察官など公務員人気が一気に高まった。

 県警は23年度以降、団塊世代の大量退職を迎え、約10年間で毎年400人以上が辞める計算。人材確保は喫緊の課題で、県警は「さまざまな資格や知識を持つ人を確保できるチャンス。優秀な人材を採りたい」と意欲的だ。今回は1、2次試験を経た合格者を7月に採用予定という。

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千葉県警の定期採用募集時のポスター  
今年になって県内外で開いた県警の就職説明会はどこも異例の盛況ぶりだったという 

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