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「警察官になりたい!」応募殺到 千葉県警の特別募集
千葉県警は4日、2月6〜23日に行った「平成20年度警察官採用試験特別募集」で、富山以外の全都道府県から1620人の応募があったと発表した。採用予定数は50人程度。応募倍率は20年度定期採用の14・8倍を大きく上回る32・4倍に達した。内定取り消し、派遣切りと、景気悪化で雇用不安が増大する現状が皮肉にも“追い風”に転じた格好で、「安定した公務員」が人気の下支えになったようだ。千葉県警幹部は「予想をはるかに上回る応募数で、ただ驚いている」とうれしい悲鳴を上げている。
特別募集を告知してから県警の相談窓口の電話は毎日、鳴り続けた。「派遣で自動車製造をやっていたが契約解除になった」「内定が延期になり先行きが不安」などと話す人や、「こんな私でも警察官としてやれるだろうか」「警察で資格は生かせるか」といった相談が相次いだという。
応募の半数は県外からだった。県警警務課付任用担当の延沢(のぶさわ)加寿雄警視も「初めて耳にする相談内容も少なくなかった。全国から応募が来るのも異例だ」と驚きを隠さない。
特別募集は20年度採用人数が予定数に満たなかったため実施。欠員が出た理由について、延沢警視は「景気悪化の前で(求職者に)複数の企業、職業を選ぶ余裕があった。合格者が併願していた企業などに流れてしまった」と分析する。ところがこの不景気で状況は一変。警察官など公務員人気が一気に高まった。
県警は23年度以降、団塊世代の大量退職を迎え、約10年間で毎年400人以上が辞める計算。人材確保は喫緊の課題で、県警は「さまざまな資格や知識を持つ人を確保できるチャンス。優秀な人材を採りたい」と意欲的だ。今回は1、2次試験を経た合格者を7月に採用予定という。


