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東京ディズニーランド25周年 レジャー変えた「夢の王国」
東京ディズニーランド(TDL)がある東京湾岸の埋め立て地「舞浜」の名は、ディズニー・ワールドのある米国のマイアミをもじって名付けられた。昭和58年4月15日、世界で3カ所目のディズニーリゾートが誕生する。千葉県にありながら「東京」の冠名。県民のプライドはちょっぴり傷ついたが、アトラクションとショーにわれを忘れた。人気のパレード中の事故など、ここ最近はトラブルが相次ぐが、日本のレジャーを変えた「夢と魔法の王国」はこの春、25周年を迎える。(江田隆一)
TDLのある浦安市はかつて旧江戸川河口の漁師町だった。「あのあたりは大三角(おおさんかく)っていうアシ原だったんだ」。漁師を引退後、市郷土博物館でボランティアガイドを務める宇田川金蔵さん(82)は舞浜の前史をそう振り返る。「世界一のレジャーランドを造るって聞いたのが昭和35年。それがディズニーだって分かったのはずっと後だった。もっともディズニーが何なのかも知らなかったけれどね」
運営会社のオリエンタルランドは京成電鉄などの出資で同年に設立された。54年にウォルト・ディズニー・プロダクションズとライセンス契約を結び、翌年から51ヘクタールの敷地に建設が始まった。
東京都港区の主婦、桜井沙織さん(37)は「年に数回訪れる」というオープン以来のファン。25年間も心をときめかせられるのは足を踏み入れるたびに新しい発見があるからだ。アトラクションの数は41に増え、クリスマスや夏休みとシーズンごとにイベント内容が変化する。
長女の美憂さん(12)はキャラクターのミニーマウス、二女の梨乃さん(11)はスティッチが大好きで、「アトラクションよりキャラクターに関心があるみたい」と桜井さんはいう。
オリエンタルランドの福島祥郎社長(61)は「しばらくはお土産やアトラクションが目当てのゲストが多かったように思う」。キャラクターとアトラクションの相乗効果がもたらすテーマパークとしての楽しさが定着するのに、オープンから数年かかったという。
平成13年9月に隣接する49ヘクタールの敷地に東京ディズニーシー(TDS)がオープンする。モノレール鉄道のディズニーリゾートラインも開通し、舞浜地区は東京ディズニーリゾート(TDR)へと発展。同社のまとめではTDR全体の来園者は延べ7億人に達する。
一方、昨年末から多数のアトラクションの停止や火事と「開園初」のトラブルが相次ぎ、8日にはパレード中に重さ約300キロの山車飾りが落下する事故も起きた。幸い、けが人はないが、パレードが中止になり、ファンが落胆した。オリエンタルランドでは「再発防止に最善を尽くす」と気を引き締めている。
25周年はTDR全体のお祝いと位置づけられ、4月15日から1年間、さまざまなイベントが行われる予定だ。